7月号アップ@ハーレーダビッドソン&バイクタンク補修。
ハーレーディビッドソンか、ハーレーダビッドソンか、どうでも良いですけど、
たまにはバイクと言うことで、ハーレーのガソリンタンクのキズ補修をご紹介いたします。
100周年アニバーサリーのタンクだそうで、タンク自体の部品の値段もうん十万円だそうです。
タンクは色を塗れば修理OKなのですが、問題なのは中央に引かれているライン。
100周年のシンボルと言うことで、消えたら全く意味がないらしく、オーナーとしてはどうしても残して修理をしたいところです。
ライン側にもキズが付いていましたが、今回は少々ラッキーなキズ修理なので、ラインを消さずに修理をすることが出来ました。
まずはキズの確認。
鋭利な物で、ジグザグにキズが描かれております。
傷を付けられて、「描く」と言う表現はふさわしくはありませんけど、数百万円するバイクのタンクに、こんなイタズラするヤツぁ、 もうアーティストの域を越していますな。
一番下のキズは、アニバーサリーのラインにまで達しておりますがな、、、。

コチラはフェンダー。
フェンダーは、もう完全にラインまでヒット


遠目からですと、なんでもないシルバーのラインに見えますが、細かく『HARLEY-DAVIDSON』とプリントされております。
面倒くさいですね、、、、。
通常バイクのオーナメントは、ベースの色の上にステッカーが張ってあります。
なので、修理をしてからステッカーオーナメントを取り寄せ、貼り付けてクリヤーコートをすれば、純正のタンクと同じ様になりますが、 特殊なヤツはどこまで行っても特殊で、シールやステッカーだけでは供給されていないんですね、、、
なので何とかして直すほ他ないんですわ、、こう言う場合、、、

早速ばらしに掛かります。
昔のハーレーのタンクは、確か左右セパレートになっていたような気がしますが、今のヤツはアッセンブリーになってるんですね。
左右のタンクがパイプでつながっていやがるし、、、しかもガソリン満タンだし、、。
新しいポリタンクを片手に、パイプを抜き、延長パイプをつなげ、ガソリンを抜くこと30分。
最後の一滴まで抽出しないと危ないですから、、、
抜き取ったガソリンは、置いておくわけいきませんから、オーナーの許可を得て愛車のエブリーにぶち込んでやりました。
アメリカの血が流れて、スズキのエブリー、少しパワーがアップしたようなそうでもない様な、、、、

鷲がにらみを効かせておりますがな、、、
怖っ。

ハーレーの部品取り外しなんざ、もう何年もやっていません。
単なる部品の外しとは言え、慣れないとここまでやるのに半日掛かってしまいますわ。

外したフェンダーとタンク。
いかつい鷲とエンブレム等を全部外します。

コチラはタンク。
フェンダーエンブレム、ガソリンコック等、外せる物は全て取り外し。
特にエンブレム、車の値段のわりには両面テープでくっ付いてやんの、、、。
ただですね、コレも外す時にヘタやると曲げてしまいますので、伸張を重ねて外すんですわ。
部品供給はありますけど、やはりお高いですし、

コレね、、、。


これ椅子。
シートと言うより、椅子と言った方が良いですな。

最初に傷を研ぎます。
黒の部分は下地が出ても塗ればOKですが、何度も言うようにラインの部分を研いでしまったらアウト。
ぎりぎりまで研ぎこんでいきます。
当て板なんか使ったら、表面ガタガタになってまうがな、、、丸い所は手で削るんですわな、、、
今回は、ラインの部分のキズは、カスカスで下地まで到達はしていませんでした。
トップクリヤーのギリギリまで水研ぎして、後はクリヤーコートを重ねて行けば全く分からなくなります。
キズとしてはとてもラッキーなキズです。
まさに、やったヤツは神業の持ち主ですわ。
フェンダーもタンクも同じく、黒の部分は下地が出てしまいました。
写真で少し皮が剥けてしまっているのがお分かりでしょうか?
大事なラインをマスキングして、段にならないよう薄く黒を塗ります。

で、ベースが塗れたらラインのマスキングを剥がして、クリヤーコートをするという訳。
あくまでも黒は薄く塗ってありますので、クリヤーコートをしてしまえば純正の時と同じになります。

焼付け中のフェンダーとタンク。



最後に取付けをいたします。
キズを付けないように装着すると緊張するんだ、、コレがヨ。

フェンダー。
ワシ野郎も取り付け。
ライトを点灯すると目が光ります。

アップ。
傷が消えているのがお分かりでしょうか?

エンブレム取り付け前のタンク。

以上でした。
気を付けてと言いましても、オーナーが気を付けていましてもコレばっかしはねぇ、、、

拡大写真はコチラ。
タンクの塗装をもういっちょ。
コチラは凹み修理と色替え。
ホンダのCBなんとか???
昔オイラはCB400Fと言うバイクをおとなしく乗っておりましたが、コイツはソレのひ孫にあたるバイクだそうです。

キズの確認。
リヤのカウル。

コチラも同じ時に付いた凹み。
バイクのタンクの場合、火は使えませんので中からこじって凹みを出します。

極力削り込んで、、、

パテ。


テールは溶かして溶着。

裏まで割れておりました。
裏も溶着。

加修終了、サフェーサーコート待ちの部品。

コレは本当の色ではありませんよ。
ウレタンサフェーサーです。
がっちりくるんでしまいます。

テールカウルも、、、

充分に焼き付けて耐水ペーパーで研磨。
塗装をいたします。

クリヤーも焼付け。

仕上がりです。

凹んでいた所。



完成です。
組み付けるとこんな感じになります。

無茶はしないように。
気を付けて、、、



