懐かしいな~~ディアマンテ。
2018年5月25日
古い車を大事に乗るって好きですね。
三菱のハイソカー、ディアマンテが入庫しました。
今回は錆の修理出の入庫です。弊社を選んでいただきありがとうございます。
リヤバックパネルのインナーとアウターの張り合わせ目から出現した錆。
これは新車時のカチオンの浸透がうまく行ってなく徐々に錆が進行して行き今になって表面に現れたと言う典型的なパターンであります。
実はこれ新車の内から起こる現象でどうしても隙間に浸透できずに錆びてしまうんですね。
また張り合わせ目なので水分が溜まって錆の蔓延するシチュエーションバッチリになってしまいます。
新車で卸して一ヶ月目の事故車を修理したことあるんですけど、パネルを剥がして見るとやはり浸透が上手く行っておらず合わせ目サビサビの車を見たことがあります。
今の車は鋼板処理が完璧で錆などまず出てくることはありません。しかし合わせ目だけはどうしようもない。ちょうど5年目くらいの錆の保障が無くなった位に出現するって言うから困りますね。
しかし写真の三菱はすでに25年以上経過している車、この程度で済んでいるところなんて日本の技術はすばらしいじゃありませんか。
スバラシイとは言うものの今回は考えられる中で一番の悪性であります。
簡単に削って鉄板当ててなんて生い修理じゃ1年くらい、下手すりゃ3ヶ月で出てきてしまいます。
また周りの合わせ目も確認しないと同じように錆びていますのでせっかく修理してもそこを怠ると元の木阿弥となってしまいます。
修理方法ですが今回は思い切ってパネルを外します。
バックパネルの部品はもう生産廃止になってしまいありません。なので外した物をレストアして再度取り付けます。変形しないように慎重を極めますな~~、、、
と言う事で張り合わせ目を検証。
酷い事になっておりました。これでは外から修理してもいくらでも周りから出てきてしまいます。
と言う事で鬼修理の始まり。明日に続きます。