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スズキのトゥウィン
。スズキ自動車から出ました、二人乗りの可愛らしい車。

二人乗りのため、リヤのガラスと運転席のクリアランスがほとんどありません。
オカマを張られたときに、少し心配になってしまいますが、コレだけ小さい車、買い物や、コンビニに行く時なんかは、とても便利なんでしょうな。

今回は、屋根の修理です。マスキングに一工夫してみます。

見た感じはすり傷のみ。 損傷から日が経っているせいか、だいぶ錆が来ています。

こすったり、ぶつけたりしますと、鉄板むき出しになっている部分が錆びますよねぇ、、ウチに来られるお客さんは、特にそういった錆を気にします。

しかしながら、表面から外傷で出た錆は、そんなに怖くはないモンなのですよ。 キッチリ錆止めをして修理をすれば、ぜんぜん平気なのです。

今回は、キズだけではないようです。  ヘコミの修理も一緒にやりました。

可愛い車に醜いキズ。 うっすら凹んでいるのがお分かりでしょうか。

こう言った、有るんだか、ないんだか分からない凹みの修理は、特に神経を使います。

パテ処理後。 当然ながら、うっすら凹んだところに、ポリパテが残ります。しかも、コピー紙一枚程度。

特にルーフは平面なので、下手に研ぎますと一発でアラが分ってしまいます。

サフェサ−塗布の後、ペイントに入りますが、気になるのがガラスのきわの部分のマスキング。

ココをきれいに仕上げたいたいものです。そんな時の一工夫。このリフティングテープを使って、マスキングをします。

車のマスキングで、ガラスもそうですが、パネルとパネルの間や、パーツとの間、部品をすぐに外せれば簡単きれいに仕上がりますが、ガラスや、隣接する大きな部品を外すのはとても手間が要ります。

また、部品を外さないと、思うようにマスキングが出来ませんよね。そう言った、場所にこいつらを入れてやり、マスキングをします。
細、中細、普通、太、と7種類ぐらいあり、隙間の大きさにあわせて選んで入れます。

屋根はもちろん、ゴム系の柔らかいモール内のスキマにこいつを入れて、ボディーにくっ付いている、モールのひれの部分を浮かします。

その状態で塗装をしますと、部品を外して塗ったのと同じ仕上がり、コストもぜんぜんかかりません

フロントガラスのきわの部分。 今回のような、ペイントには、必ずこのテープを入れます。

拡大写真

ペイントが完了いたしました。リヤテールゲート、ルーフモール等、外せる部品は全部外して塗りました。

仕上げの違いは、言うまでもないでしょう。

別のアングル。  今回のように、傷のような、うっすらとしたヘコミのような損傷は、気を抜くと塗りあがり後にばっちり分ってしまいます。

焼付け。

この状態で塗装をしますと、部品を外して塗ったのと同じ仕上がり、コストもかからず、部品とパネルのきわが見違えて仕上がるのです。


塗りあがったガラスの際。リフティングテープを通して塗りますと、外して塗ったかのように仕上がります。 

拡大写真

雨の日の納車となってしまいました。お気をつけて。

拡大写真


  

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