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マツダのミニバンMPV。左側面をやってしまいました。

ドア、クォーターとけっこうな凹み。  F&Rドア、クォーターは取替えとさせていただきました。

もう少し入力を我慢していただければ、クォーターパネルだけは何とか助かったかも分りませんが、運転して車をヒットした時に、ドライバーにはそんな余裕などないのが当たり前。

「そんなんできれば苦労はないわナ、、バカを言っちゃぁいけませんぜ。  板金屋さんよ」なんて、お客さんから怒られてしまいますね。
遠めからのアングル。

ココまでいくと、ドア中の部品、モール、ハンドル、リンクやガラスレギュレーターなど、細かい部品が心配になります。
中古の部品が出てくれば、通常ASSY供給ですので、こう言うケースにはものすごく役立ちます。

最近では、中古パーツも細かい部品をすべて外した部品がぼちぼち供給されているようですが、ほとんどの中古部品には、ハンドルやらモールなどの細かい部品がついており、修理代が安価ですむのは説明などしなくてもお分かりいただけるはず。

実車は、少ない車種か何も出てきませんでした。 残念!

これほどの損傷は板金では無理なので、交換とさせていただきます    早速修理に取り掛かります。

ガラスを外します。いわゆるハメ殺しではないので、そんなに面倒な作業ではありません。

ドアも外します。

この車、スライドドアのすぐ横にガソリンタンクがついていまして、給油中にスライドドアを開けたときに、ぶつからないように、かなり複雑な構造でリンクさせているようです。

しかも二本ものツメを出したり引っ込めたり、、、。

トヨタなんかとはまるっきりやり方がちがう様ですね。

純正スポット溶接を外していきます。

クォーターはずれました。切り口は、テールの斜め上でカットいたしました。   

クォーターの亡骸。  
廃品回収業者様に委託いたします。次は何に生まれ変わってくるのでしょうか?

インナーも歪んでいる様子。 修理後にクォーター貼り付けにうつります。

こちらが新品クォータパネル。  

ルーフレールの方まで供給されています。  あまり考えたくもありませんが、大事故の場合、上のほうまで使う事があります。
切って使わずにルーフと接合するわけですね。

今回は、皮一枚の事故なので、ルーフレールの方は切り取って使います。

貼り付け準備。  貼り付ける前にスポットの後をがっちり錆止め。

貼り付け。

新車と同じ、スポットで溶接していきます。

取り付け完了。F&Rドアも一旦取り付けまして、全体のバランスを見ます。

テール横の切り取って、溶接した部分。

スポット溶接の跡。

次に塗装にうつります。

ペイント。
ドア二枚は別にペイントして有ります。

ドアのサッシの部分。 

車のガラスの周りの骨の部分(サッシ)は、新品のパーツの状態では色は塗っていません。
なので、半艶に塗る必要があります。

いい具合に半艶に塗れました。

部品を取り付けて完成です。

フェンダーは何もしていないので、ペイントはぶった切り。  色足はピッタリの様子。 当たり前ですが。

このパールでもなんでもない白、簡単なカラーと言われていますけど、けっこう色合わせが難しいんです。
しかも、年数が経っていればいるほど。

完成です。

今回は、板金作業と言えばインナーの板金だけで、後はすべて交換作業になりました。

少し入力をかすめていただければ、クォーターは板金で済みましたが、今考えますと、かなりいやらしいラインがあるではないですか、、、。

クォーターの延長で、ドアにまでフレアーが伸びてるし、やはり交換作業でよかったかな??
修理なら修理で又がんばって直すとは思うのですけど、、、。



お気をつけて。
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