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 トップページ自動車板金実例集アーカイブス>過去の修理例

10年選手のスズキセルボ。 オカマをほられて修理に入ってきました。もちろん100対0。

通常ならば全損で即廃車、、ですが車検も取り立てで、まだまだ調子のいいエンジン。  容姿もそんなに悪くはないので廃車にするわけにはいきません。

当然、車の時価額と言うものがありまして、修理代も全額は保険会社からはでません。超過分を相手に請求しても、相手方に法律上は支払いをする義務はないのです。 どうするか??

そんな時に、お役に立てるのが「対物時価超過補償特約」。
今回のように修理代が時価額を上回ってしまう場合に限り、上限がありますが、被害者救済の一環として各保険会社が修理代の差額分を賠償してくれる特約です。

各保険会社、契約内容で保険金支給額がまちまちのようで、金額も時価額の倍だとか、倍でも50万円、60万円以内と天井を付ける会社もあり、対物事故の時のいやぁ〜なもめごとを無くしてくれます。
皆さんも、もし対物事故をして、相手サイドとともめるのはいやですよねぇ、、。そんな不安を解消する便利な特約なんですが、以外に知られていないようです。

今回はその特約と、中古パーツを利用した修理をいたしました。

修理前のバンパーを外した写真。ご覧のような有様、完全にインナー(バックパネル、右サイドフレーム等)まで損傷が及んでいます。 

しかしながら今回は、時価額10万円足らず。超過特約を使ってもココまで損傷が及んだ事故車、とてもじゃあないですが全額は保険会社からは支払われません。

(この制度を使いまして、今回は、保険金支給額は16万円程度支給されました。)


こういった場合に、中古パーツとの併用した修理があります。

写真のような、骨格パネルは新品部品使いますが、ドアやフェンダー、バンパー等、良質なパーツを探して再塗装をして、修理をしていきます。

保険金支給額の範囲で何とか修理をするということですね。

中古部品ですので、同じ色でも傷がついているケースがあります。  
そんな時もサクッとペイントをいたします。支給修理代との兼ね合いもあり、工賃的にギッチギチの時もありますが、何とかやりくりをして仕上げていきます。

板金修理自体の技術もそうですが、見積もり交渉も重要な物の一つでして、保険会社と修理代の話をこうして仕上がっていきます。


あくまでもお客さんとの念密なお話し合いと、了解、納得を得た上での修理となり、
事前復帰を目的とした修理ができるのです。
三井住友海上が、損保業界で初めてこの特約を創設されたようですが、まだまだ一般のドライバーには認識がないのが実状です。月々数百円の追加料金。また、特約として追加料金なしで加入している保険会社様もあるようで、加入されている保険会社様に問い合わせをして、もし入っていないようでしたら、ぜひ再認識をされてはいかがでしょうか。


  

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